避妊薬・ピルは避妊以外にも効果がある?その要因と効果とは?

避妊薬を避妊以外の目的で使っても良い?

避妊薬というと物々しいイメージを持つ人も多いと思いますが、ピルといえば耳慣れているのではないでしょうか。

かつてはピルというと中・高容量ピルが一般的だったため体への負担が大きく、吐き気などその副作用を耳にする機会も多くありました。

しかし、1999年に低用量ピルが、2010年に超低用量ピルが厚生労働省に認可されてからは体への副作用が格段に少なくなり、体に負担が少なくピルが使えるようになりました。

「ピル=避妊薬」と言われるように、ピルというと避妊のために用いられるものというイメージが大きいものですが、実場別の用途としても広く使用されていることをご存知でしょうか。

まず一つには生理痛やPMS(月経前症候群)の症状緩和のためにピルは広く使われています。

避妊薬、つまりピルはエストロゲンとプロゲステロンという女性ホルモンを微量ながら含んでおり、服用することで体内の女性ホルモンの数値が上がり妊娠している時のような状態になります。

すると卵胞は成熟しなくなるため排卵が起こりません。そのために性交をしても妊娠しない状態となるわけです。

胡坐をかく妊婦

そして、女性ホルモンのバランスが安定することと月経周期をコントロールできるようになるため生理痛が緩和すると言われており、現在は酷い痛みの起こる月経困難症と診断された人は低用量ピルは保険適用で処方されています。

また、PMSの原因ははっきりとは解明されてはいませんが、低用量ピルを服用することでホルモンバランスが安定し、その症状が緩和することもわかっているため、PMSの治療としても用いられています。

また、意外なところではニキビなどの肌荒れ治療としても低用量ピルは使用されます。

ニキビの原因の一つに男性ホルモン過多による皮脂分泌の増加が挙げられますが、特に生理前になると男性ホルモンの分泌が盛んになるためニキビなどの肌荒れを起こしやすくなります。

それが避妊薬(ピル)を服用することで体内の女性ホルモンが増えて、ホルモンバランスが一定かすることで肌荒れを起こしづらい体質に変化します。

特にピルにも含まれるエストロゲンは美肌ホルモンと呼ばれるほど女性らしい美しい肌作りを促す働きがあるため、肌荒れを起こしづらくするだけではなく、肌の状態が安定するとされています。

このように避妊薬と呼ばれるピルですが、避妊以外にも生理痛やPMSの緩和、そしてニキビ治療や予防のために広く使用されているのです。